Tor's onionサイト検索ができる？！『OnionLand Search』

OnionLand Searchってどんなサイト？

今回検証していくサイト『OnionLand Search』(onionlandsearchengine.com)とは、ダークウェブとして知られるonionサイトを検索しアクセスできるサイトだ。正確にはTorオニオンサイトへの検索とグローバルアクセスを可能とする、外部サイトで最終的にはアクセスする仕組みであり、複数のサイトで検索する手間を排除したマルチ検索サイトに近い作りとなっている。その為アクセス自体は、外部サイトに丸投げする仕組みだ。基本的にonionサイト（サイトドメインが.onionで終わるサイト）は、Torブラウザでのみアクセスする事ができる。今回調査するサイトには、複数の ダークウェブ検索エンジン（Torプロキシ）のリンクがあり、それらの中から選択しアクセスする仕様となっている。その為Torブラウザの導入の必要が無くなる。だが、検索エンジンサイト経由でのアクセスでは、サイト表示速度向上等の利便性を高めたため匿名性が欠落している。そのためヤバいサイトを探したい場合には、注意が必要になるぞ。ダークウェブの検索と言えば『Ahmia』が有名だが、今回のサイトがそれに匹敵するのか、それともゴミなのか。実際、どの程度使えるサイトなのか検証していく！！

OnionLand Searchの特徴

『OnionLand Search』は、onionサイトにTor2Webを用いてアクセスする外部サイトをマルチ検索できるサイトになる。

簡単に言えば検索ワードをダークウェブ検索エンジンを通してアクセスする物だ。

どの程度検索できてアクセスできるのかでサービスとしての価値が決まる。

ダークウェブ検索エンジンは複数用意されている。

ただ、外部サイトになる為すでにサイトが閉鎖しているモノもあるようだ。

また、 サイトトップにも書かれているが、ダークウェブ検索エンジンでは匿名性が無く危険であることからトーアブラウザの使用を推奨している。

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サイト下には、複数のリンクがある。

ダークWebのURLが書かれたページや多く検索されたワードが一覧となっている。

ダークWebを探すヒントにすると良いだろう。

Onion Link

OnionサイトのURLが500サイトも載っているぞ！！

ここにお目当てのサイトがあるかは人それぞれだが、500サイトもあればonionサイトインデックスとしては、まあまあだろう。

サイトタイトルと簡単な説明も書かれている。こちらは気休め程度の内容だ。

実際に検索する

実際にどの程度のサイトなのか検索して検証していく。

今回は、類似インデックスサイトの『Ahmia』を検索する。

『Ahmia』を検索し実際にサイトまで辿りつけるのかを検証していくぞ。

結果から言えば、『Ahmia』は一般ブラウザでもアクセスできる「ahmia.fi」とTorブラウザでのみアクセスできる「msydqstlz2kzerdg.onion」があるのだが、求めているサイトがすぐにはヒットしなかった。

また、『msydqstlz2kzerdg.onion』（AhmiaのURL）でも検索してみたが、いくつかのリンクサイトがヒットする程度だったぞ。

簡単な調査のみしかしていないが、検索結果はあまり優秀とは言い難い結果だったぞ。

サイトにアクセスする

実際に検索結果のサイトにアクセスするまでの流れも確認しておこう。

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検索ワードでヒットしたサイトを複数のダークウェブ検索エンジン（Torプロキシ）の中から１つ選択し、その検索エンジン経由でアクセスする流れだ。

ダークウェブ検索エンジン

ダークウェブには、検索エンジン７つのサイトから選択する事ができる。

一般的に知られている『.onion』サイトのURLに「.link（.onion.link ）」・「.to （.onion.to） 」などとつけるとアクセスできるのは、ダークウェブ検索エンジン（Torプロキシ）を経由しアクセスしているためだ。

リンクのサイトのいくつかはサイトが消滅しており、検索エンジンとしての機能も持たない為アクセスできない。

実際にアクセスできるダークウェブ検索エンジン（Torプロキシ）の数は限られるが、実態に検索エンジンサイトを経由することで、onionサイトにアクセスする事ができたぞ。

もちろん普通にブラウザでアクセスしてもonionサイトには、アクセスする事は出来ない。

ダークウェブ検索エンジンとして機能はしっかりしている事がわかる。

検証する上でアクセスしたサイト『Darknet-Links』自体が、onionサイトのリンクサイトのため今回検索した目的のサイト『Ahmia』までのリンクを入手できた。

これによりサイト名だけ分かれば有名サイトであれば、正確なonionサイトのURLが入手できることがわかったぞ！！

一般的な検索エンジン（グーグルなど）では、サイト名だけでonionサイトの正確なURLは入手はし辛い仕様になっている。

onionサイトはインデックスサイトで探す方が断然早い状況ではあるが、１つのインデックスサイトにすべてのonionサイトのURLが管理されている訳では無い。

遠回りにはなるがサイトを探す上で、複数のサイトを検索できるのは利点が大きい！！

トーアブラウザを使用せずとも、検証のため検索した『Ahmia』の、onionサイトに無事アクセスする事が出来たぞ。

今回のサイトは、利便性を上げるため匿名性を排除したサービスが今回のサイトの仕様となっており、トーアブラウザを導入できない環境でのアクセスを強いられた際に使える１つの手段として覚えておく程度が良いかもしれない。

主要なダークウェブ検索エンジン

「.moda（.onion.moda）」・「.link（.onion.link ）」・「.to （.onion.to） 」が使える外部サイトになる。

７つあるサイトで実際に使えるのは、３つ位だ。その為かなり選択枠は狭い状態にある。

現在ではトーアブラウザの更新が進み昔より使いやすくなっているため.onionサイトにアクセスするのであれば、PC環境にもよるがトーアブラウザの導入が賢明だろう。

余談だが、.onionサイトのURLは、ノードの公開鍵をエンコードしハッシュ値をさらにエンコードする事で自動生成される。

公開鍵を変更する事ですぐさまURLを変更する事が出来るのも特徴になる。

即座にURLの変更ができることで頻繁にドメインを変更しているサイトがあるのはそのためだ。

よりヤバいサイトは、ユーザーを切り捨てることで匿名性を保つ。

頻繁にアクセスするアクティブユーザーのみを抱え込みヤバい情報を共有しているようだ。

逆に個人情報等を売買する目的のサイトは集客等の観点からURLの変更はしない事が多い。

何にせよ、ヤバい事は無駄知識として覚えておく位がちょうどいいだろう。

～　あとがき　～

Tor関連のサイトに興味が無い人はTorプロキシサイトの存在が把握できれば良いだろう。今回まともに使えるサイトは２つだが、まあ興味がないのであればそれだけで十分だろう。 検証したサイトの使い道は人それぞれあるとは思うが、危険な行為には十分注意してほしい。

違法性の高いコンテンツ及びサイト等の事態調査を行う事も多くあり、違法性のないクリーンなサイトを含めさまざまな目的からサイト名および正確なサイトＵＲＬ等は明記できかねます。